2020.07.27-08.01 南から北へ195

村田営業所待合室
村田営業所待合室

多少時間があったので、ここでicscaを買っても良かったのだが、今回はこれから乗るバスでしか使えず、ポイント還元制なので利用するメリットが薄いように思えたので*1、今回はパス。ただ、窓口に人がいたらつい買っていたかもしれない。

2020.07.31[Fri]
大河原駅前(発)~村田営業所16:53→川崎役場前17:11~川崎(行)
宮城交通 川崎線、¥660、11.5km

村田営業所にて
宮城交通 川崎行

icscaが使えるだけあって、これまでよりは新しいバスがやってきた*2村田営業所までの乗客は5人、2人降りて自分1人が乗り込んで出発。マスクをしているため顔はよく分からないが、運転士は伊集院光に似ているように見えた。

市街地を一周した先ほどのバスが唯一通らなかった北側のショートカットを抜けて、川崎を目指してバスは進む。街を出ると道は綺麗に整備されていて、バスは快調に走る。桜内音無で1人ずつ降車、音無からは川崎町に入る*3。やがて山間部を抜けると視界が開け、奥に川崎の街が見えるようになる。空から雲が消えたので、暮れなずむ盆地の夕焼けの風景が実に綺麗で良い気分になる。

2020.07.31[Fri]
川崎役場前…かわさきまち/徒歩、0.3km

青空の下の川崎役場前バス停
川崎役場前バス停

川崎役場前で降りる。もう1人の乗客もここで降りたので、バスは空のまま終点へと去っていく。役場までは歩く。5時を過ぎた役場はすでに静けさの中。駐車場にもほとんど車が停まっていない。バス停の向かいにある郵便局は対照的で、郵便物を投函に来る人、ATMに用がある人、これから配達に出るバイクなど、人気は多く賑やかだ。バス停のベンチ付近には蚊柱ができていたので、それを避け立ったまま本日最後のバスを待った。

かわさきまちにて
川崎町役場とバス停


*1:詳細は「ICカードのまとめ」に追記する。

*2:もちろん、両替機が手動なんてことはなかった。

*3:ただし、この先通過する北向は村田町だ。

2020.07.27-08.01 南から北へ194

ここまで乗ってきたバスの運転士に次乗るバス停について尋ねたところ、同じ場所で待っていればよいとのこと。これから向かう方向はそれが自然だけど、蔵王町総合運動公園から来るバスを待つ場所としては不自然な気もする*1。また、「(乗っていたバスと)同じ格好のバスが来ますよ」とも言っていたが、蔵王町のサイトで把握していた情報[pdf]とは違うな、なんて少々不安になりながらバスを待つ。

蔵王町役場前にて
白石方面から来た村田営業所行

時間になると白石方面からバスはやってきた。対向車線をそのまま通り過ぎた後、観光用の地図や電話ボックスがあるあたりでUターンののち、こちらのバス停へと到着する。車体の件も含め、運転士情報はすべて正確だった。

2020.07.31[Fri]
蔵王町総合運動公園(発)~蔵王町役場前16:14→村田営業所16:40
宮城交通 永野線、¥470、13.2km

蔵王町役場前にて
宮城交通 村田営業所行*2

前回に続いて乗客はなく、こちらが降りるまで利用者は自分だけだったのも一緒だ。ちなみにこの永野線、NAVITIMEで運賃を確認しようとすると、どの区間でも160円と表示され、「永野線の運賃につきまして」のリンク先に永野線の運賃はミヤコーバス村田営業所にお問い合わせください*3と追記されている。これは宮城交通の乗換案内でも同様で*4蔵王町のサイトにも運賃の記述はない。運賃を把握しないまま乗車したのは「南から北へ」では初めてだが、路線バスに乗るときはそれがスタンダードだし、と思いつつ、いくらになるのかドキドキしながら運賃表を眺めていた。

役場を出てすぐ県道岩沼蔵王線に入り、基本的にはこの道沿いにバスは走る。途中、三ノ輪を経由するために県道から外れて遠回りをするが、それ以外は村田の市街地に入るまでずっと一緒だ。割山の先で村田町になり、村田ICの横をかすめながら急な坂を下って、市街地へ。重建地区*5ということもあり、道幅の狭いルートをゆっくりと進む。狭隘区間好きなのでなかなか楽しい路線だ。街を抜けてそろそろ終点かな、と思いきや、折り返してきた道の東側をおかわりするところも良かった。

村田営業所外観
村田営業所

村田町の市街地をほぼ一周し、狭隘区間でおなか一杯になったあたりで村田営業所に到着。道路より低い土地に営業所があるので、大雨の際に水没したりしないか心配になるような立地だ*6。駐車場から見える鎮守の森にシラサギがたくさん止まっているのが見える。営巣しているように見えたが、セミよりもシラサギの鳴き声の方がやかましく感じた。神社の木だとしたら巣の撤去なんてできないだろうし、シラサギも賢いな、なんて思っていたが、後日神社の名前を確認すると「白鳥神社」なんてオチまでついていた。

村田営業所にて
鎮守の森のシラサギ


*1:なので、運転士に聞いた。

*2:左のバスは仙台発のアクティブリゾーツ宮城蔵王行高速バス。

*3:電話番号の記載もあったが省略。

*4:ただ、宮城交通の乗換案内は、url(https://transfer.navitime.biz/miyagikotsu/pc/map/Top)を見る限りNAVITIMEがやっているようなので、変化がないのはそういうことかもしれない。

*5:wikipedia:重要伝統的建造物群保存地区のこと。なお、wikipediaでは略称を「重伝建」としているが、自分的には重建のほうがしっくりくる。

*6:2019年は長野、2020年は人吉で、大雨によってバスの車庫が水没する報道を見たため、気になった。

2020.07.27-08.01 南から北へ193

遠刈田温泉で見かけたフェイクバス停
かっぱの宿三治郎前

「(2時間制なのに)もう帰るんですか、もったいない」なんて言われながら、「バスが出ちゃうんで」と返してバス停に戻る。バス停の待合室には蔵王エコーライン建設時の写真などが飾られていた。外は日差しが当たり前のようになり、気温がぐんぐん上がっているような気さえする。日差しを避けながらバスを待った。

2020.07.31[Fri]
アクティブリゾーツ宮城蔵王(発)~遠刈田温泉15:50→蔵王町役場前16:02白石蔵王駅(行)
宮城交通 白石遠刈田線、¥490、7.9km

蔵王町役場前にて
宮城交通 白石蔵王駅

前回触れたように、次のバスは蔵王町役場前から乗るので、来た道をそこまで戻る。南側半分が青空、北半分が曇天みたいな空模様の中、その境目付近をバスは行く。日差しの暑さは夏そのもの、ようやく梅雨が明けそうな雰囲気だ。乗客は他になく、また先ほど通ってきた道なので、景色にも既視感があって少々退屈だが、晴れたという点だけで嬉しくなってくる。

結局、蔵王町役場前までに他の乗客はなく、空になったバスは白石方面へ走って行った。