2018.04.29-05.03 南から北へ51

2018.05.01[Tue]
廿日市市役所前駅12:26→四季が丘13:00
広島電鉄バス[12]、¥210、7.7km

廿日市市役所前駅にて
広電バス 四季が丘行

これまでコミュニティバスばかりを乗り継いできたせいか、発車5分前にバスのりばに横づけされたバスは、ずいぶんと図体の大きい車体に見えた。乗ってすぐに運転士からPASPYを購入し、さっそくリーダーに当ててから席に着く。椅子が妙に心地よい。よく見ると背もたれが高く、これまでのバスとは比べ物にならないくらいの座り心地だ。さすがに大きなバス会社は違う。こんな具合のいいバスならいつまでも乗っていたいくらいだ。

広電バスの後部座席。背もたれが高く、自家用車の座席のよう。
広電バスの座席

また、車内アナウンスで知ったのだが、このバス、車内のPASPYチャージでは1万円に対応しているとのこと。さすがに両替は無理だろうが、ICカードへのチャージだけであっても高額紙幣に対応しているというのは珍しいように思う(最近はそんなものなのかもしれないが)。つい数時間前まで磁気カードを使ったバスに乗っていたのが嘘のようだ。感動しきりで、実際にチャージを試してみるのをすっかり忘れていたのが心残りではある。他にも降車ボタンが窓側に一切ない点もこだわりが感じられた*1

バスは時間通りに発車し、ゆめタウン廿日市経由で宮内分れまでは元来た道を戻る格好になる。宮内分かれ交差点*2を右折した後は狭い道を進んで宮内串戸駅へ。JRからの乗り継ぎ客で乗客を増やし、丘の上にある新興住宅街へと駆け登っていく。途中、宮内河田以降は次に乗る広島バスセンター行のルートと重なるので、どこで降りて乗り継いでもよいのだが、せっかくなので終点まで行こうと考え、乗り続ける。

宮内串戸駅で10人程度になった乗客もバス停を経由するごとに減っていき、終点の四季が丘で降りたのは自分だけだった。四季が丘、着いたのはいいが何もない。……何もないは言いすぎだが、あるのは酒屋とフォトスタジオ*3とバス停くらいなものだ。朝食は多めに摂ったので空腹ではないものの、待ち時間の20分ですら持て余しそうな場所だ。もうちょっとなんかある場所かと勝手に想像していたが、こういう想像はけっこう外れることが多い。

バス停の奥に見える待機場で、先ほど乗ってきたバスが休んでいる。
四季が丘バス停

四季が丘バス停から少し下った先にバスの待機場があるようで、ここまで乗ってきたバスが休んでいる。四季が丘宮内串戸駅間は20分おきにバスが走っているようなので、それの折り返し待機だろうと思っていると、次の宮内串戸行はなぜか回送されてきたバスが出発していった。ちょっと嫌な予感がする。


*1:椅子一つ一つの前についており、またほとんどのポールにもついていた。勝手な想像だが、立っている人が目につきやすい窓側のボタンを押すために体勢を崩す、なんてことを防ぐためのような気がする。

*2:バス停名は「宮内分れ」、交差点名称は「宮内分かれ」だった。

*3:ここの主人と縁があるのだろう、津田の写真が飾られていた。

2018.04.29-05.03 南から北へ50

2018.05.01[Tue]
廿日市市役所前駅(発)~JR阿品駅11:35→廿日市市役所前駅11:55
廿日市市 廿日市さくらバス 西循環左回り、¥150、5.0km

JR阿品駅にて
廿日市さくらバス 西循環左回り

次のバスも廿日市市コミュニティバス廿日市さくらバスだ。ただし、しばらく続いた自治体運営のバスもこのバスが最後、連続6本でしばし終了となる。さくらバスと名乗るだけあって確かにピンク色をしたバスがやってくるが、乗るとすでに中身が詰まっている。12人ほどの乗客があり、すでにほとんどの椅子は埋まっていたので、タイヤハウス上の荷物置き場に荷物を置いて吊革に掴まる。乗車したさくらバスは西循環左回り、なにかと廿日市市のバスはややこしいが、廿日市エリアを循環するバスのうち西側に当たる路線で、反時計回りに循環するバスということらしい。

実は、この時点で行きたい目的地は、逆の右回りに乗って約20分の四季が丘だ。四季が丘からは広島バスセンター行のバスが日中も出ているので、一気に距離を稼ぐことができる。ただ、あいにく右回りは日に2本、それも都合の良い時間にはない。なので、左回りに乗って廿日市市役所前駅へ行き、そこから広島電鉄のバスで四季が丘へ行くことで、晴れて広島バスセンターへと向かう算段だ。なお、広島バスセンター行は休日運休となっているので、休日の際は廿日市さくらバスの東循環に乗って緑ヶ丘入口で降り、広島電鉄バスの広島工大入口まで500mほど歩けば、地毛経由で広島バスセンターへ出られる。当初はそれで計画していたが、平日乗車となったため希望が丘経由となった。いずれにせよ、廿日市市を抜けるにはバスの乗り降りが多くなり、難儀するのは変わらない。

国道2号はこのあたりでも渋滞している。宮内分れ以降は次に乗る希望が丘行と経路が重なるため、どこで降りても良いのだが、PASPYを購入後すぐに使いたいということもあって、広電バスが始発となる廿日市市役所前駅まで乗車する。国道2号から外れた後も進みの遅い道路事情が続き、ゆめタウン廿日市へ。ここでほとんどの乗客が下車する。その後も亀の歩みが続き、最終的には10分以上遅れて廿日市市役所前駅に到着した。ただ、次の乗り継ぎには余裕があったので、これくらいの遅れは気にならない。


2018.04.29-05.03 南から北へ49

2018.05.01[Tue]
公民館前11:09→JR阿品駅11:27広電阿品駅(行)
廿日市市 おおのハートバス東ルート、¥150、6.7km

公民館前にて
おおのハートバス 広電阿品駅

公民館前で乗り継ぐ先はおおのハートバス*1、今度は東ルートだ。「ルート」といっても、同じ東ルートであってもバスによって経由するバス停はさまざまであり、通して乗る自分のような使い方なら分かりやすいけど、出先から自宅に戻る利用などでは最寄りのバス停に行くのか分かりにくい気がする。実際に利用している人はどうなんだろうか。

公民館前からは5人が乗車。途中1人が降車したものの、阿品が近づくにつれてぽつぽつ乗客が増えてゆき、JR阿品駅到着時には10人程度となっていた。当方はここで下車、乗継券と50円を渡して外に出る*2。空は快晴、少々風があるものの上天気だ。

おおのハートバスはこの後広電阿品駅へと向かい、終点なので残りの乗客はそちらで降りることになる。次に乗るバスは広電阿品駅から来るので、そのまま乗り続けてもよかったのだが、バスの遅れなどで乗れなかったら悲しいので、手前で乗り換えリスクの軽減を図る。ただ、結果的にはこれから乗るバスの方が遅れていたようで、広電の駅で乗り換えても大丈夫だったようだ。


*1:前回乗継券を入手するくらいだから、当たり前だ。

*2:なお、冒頭の運賃は、これまで通り割引なしの金額を記載している。