2018.01.02-07 年末年始ふり~きっぷ38

バスの待ち時間は30分ほど。ボーっとしているとあっという間に時間が過ぎていく。時間の進みが早いのはたぶん年をとったせいだ。

2018.01.07[Sun]
国立高専前12:20→富山駅前⑦→奥田北小学校前12:56~下新北町3区(行)
富山地方鉄道 [88]興人団地~国立高専線、¥550(500)、11.8km

国立高専前にて
88系統 興人団地行

1月3日に奥田北小学校前~富山駅前の短区間だけ乗ったバスの残りの部分に乗車する。ただ、その時と方向が逆になるため、系統番号が違っている。これから乗るバスは88系統で白地にオレンジ文字のバス、1月3日のバスは46系統で白地に緑文字だ。

写真では行先が見えていないが、表示は「興人団地」となっていた。一方、時刻表上は循環区間の最終バス停「下新北町3区」が終点となっている。さらに言うと、循環区間内にある3バス停の残りである奥田北小学校前は時間調整を行うバス停だ。そんな小さな循環区間のために自分は2度乗りしてるのか、と思いそうになるのを堪え、バス停ごとの役割分担がちゃんとできている、などと意味の分からない褒め方を考えてみたりする。

出発時刻が近づくと、高専の方からパラパラと人が出てきて、出発時点で4人の乗客がある。これまで乗ってきた地鉄バスのうち、上り方向の始発バス停で自分以外に乗客がいたのはおそらく初めてだと思う。国立高専を出発後においても乗客は増えてゆき、富山市民病院口*1を出るころには16人となっていた。

運転士は女性だった。女性だからというわけではないが、非常に運転やアナウンスが丁寧で、今回乗った地鉄バスの運転士の中で一番だと感じた。次に良かったのは1月2日に乗った県リハビリセンター行、どちらも系統番号80番台だ。これについては系統番号に集めているというより、混んでいる路線には丁寧な運転士を充てていると考えるべきなのかもしれない。

総曲輪以降は降車客が多くなり、富山駅を越えると乗客は4人となった。それも千代田町までで3人が降り、奥田北小学校前で降車した自分は最後の客だった。降りる際「時間遅れて申し訳ありません」とお詫びされたが、バスに遅れはつきものなので、そこまで丁寧にされるとこちらも恐縮してしまう。地鉄バスからそんなこと言われ慣れていないからそう思うのかもしれないけど。

ちなみに、いつもの自衛隊情報は、今日何度も聞いている南富山駅太郎丸一区に加えて、牛島新町でも放送があった。高校と大学の最寄バス停はだいたい自衛隊が押さえているようだ。

2018.01.07[Sun]
奥田北小学校前…粟島/徒歩、0.3km

粟島13:01→富山駅北13:10 富山港線
富山ライトレール、¥200(180)

1月3日に来た道を戻る。以前は雪がちらつく寒い中だったが、今日の天気は真逆だ。下新北町の交差点は往復とも地下道を通ったが、あとで確認すると横断歩道もあったようだ。ちょっと損をした気分になるが、なぜ横断歩道と地下道を併用しているのかは興味がある。


下新北町の交差点を東(粟島駅)側から眺める

粟島からはライトレールで富山駅へ。電車は混んでいて、粟島からでは座れない。今日はここまで結構な距離を歩いているが、あまり疲れていないのかそれほど座りたいとも思わない。

電車はすぐに富山駅の北口へ到着、駅の地下道を通って*2、駅の表側へ出る。晴着姿の女性を見かけるので、富山市の成人式は今日のようだ。次のバスまでは時間があるので食事を済ませ、できたころとはずいぶん利用方法が変わったCiCをぶらぶらして時間を潰した。


*1:国立高専発着のバスは、市民病院前まで入るのは平日だけで、休日は市民病院口のみを経由する。

*2:この地下道を歩いた距離の方が粟島までの距離より長い気がする。

2018.01.02-07 年末年始ふり~きっぷ37

富山駅へ戻るとヘリコプターが飛んでいる。出初式も佳境に入ってきたようだ。これから乗るバスは通行止めが解除になっている時間帯になるので、何をやっていたかちょっと見えるかもしれない。

2018.01.07[Sun]
富山駅前⑤09:55→富山国際大学10:34
富山地方鉄道 [43]富山国際大学線、¥690(620)、15.4km

富山駅前にて
43系統 富山国際大学

バスは先ほど乗った辰尾団地行と同色の43系統、同じ5番のりばから出発する。富山市役所前は平常通りのバス停を通過したが、周辺には消防団と思われる人たちがたくさんうろうろしている。また、ちょうど松川では一斉放水を行っていた。寒いのに大変だ。

辰尾団地行とは異なってバスは市民病院には入らず、富山市民病院口から南富山駅へと向かう。富山駅からは自分以外に1人の乗車があったが、星井町一丁目で降車してしまった。このまま一人旅かと思ったが、南富山駅上堀駅前で乗車がある。このあたりは鉄道の不二越・上滝線と並走しているが、前の電車が1時間以上前ということもあり、ともに電車からの乗り継ぎではないだろう*1。ちなみに南富山駅から乗車した方は開発駅前*2で降りていった。鉄道の時刻表を見ると、ほぼ同じ時間帯*3に両方とも運行されているが、その人はなぜバスを選んだのか理由が気になる。運賃は鉄道310円に対してバスは300円と微々たる違いなので、乗降する場所が出発地や目的地に便利だったから、くらいの理由と思われる。

開発駅前を過ぎると不二越・上滝線からは離れていき、月岡に入っていく。といっても、このバスは月岡団地の方は経由せず、まっすぐ福沢方面を目指すタイプのやつだ。この辺りまでくると、残っている雪の量も多い。さすがに道路はほぼ除雪されているが、歩道は雪の山のようになっているところも見受けられる。富山国際大学で降車後しばらく歩くことになるが、歩道の除雪の状況が心配だ。もっとも、歩く道は交通量が多そうな道ではないので、車道を歩けば何とかなりそうだと思う。というか、大丈夫だと信じたい。

東福沢三区の先で左に折れ、くねくねと進んだのちに丘の上にある富山国際大学へ。上堀駅前で乗った方と一緒に降りる。富山国際大学では想定通り自衛隊のコマーシャルが流れたが、この路線では合計5か所のバス停で同じ案内があった。41系統の乗車により既知であった太郎丸一区および南富山駅に加えて、布市片山学園前、そしてこの富山国際大学だ。自衛隊も頑張っているが、地鉄も頑張って広告を取ってきているとも思う。

2018.01.07[Sun]
富山国際大学…上滝/徒歩、3.5km

以降、2時間ほどバスから離れることになる。まずは歩きで上滝駅へ。距離は結構あるが、基本は下りなので楽だ。何せ天気が良いので、歩いていて気持ちが良い。国際大学から熊野川の岸に降りるまでの道が除雪されてないのではと心配していたが、歩道はともかく車道はきれいにアスファルトが見えていたので、そこを歩いていく。熊野川まで通った車はわずか1台、あと杖を持ったおじいちゃんが坂を登って行っただけ。……後者はちょっと心配だったが、天気が良いので何事もないだろう。

熊野川沿いに降りると、南側に山があるため一部の路面に雪が残り、少々歩きにくくなる。ただ熊野川を渡るころには路面の雪もなくなり、特に苦労せず上滝駅へと到着する。歩いているときに気になったのは、空き家がいくつか見られたこと。季節柄というか、使われていない家は除雪されていないので、玄関付近を見れば一目瞭然だ。これまであまり気にしてなかったが、一軒家が余っている実情がそれほど山深いわけでもない上滝でも垣間見えたのは意外だった。

2018.01.07[Sun]
上滝11:18→小杉11:30 不二越・上滝線
富山地方鉄道、¥410(370)

上滝からは地鉄電車で小杉へ。上滝では8人ほどで電車待ち、思っていたより利用者は多い。電車に乗ると立派なカメラを持った方がふり~きっぷを片手に談笑中だった。鉄道ファンの間ではこのきっぷの利用がずいぶん浸透しているようだ。

電車は電鉄富山に向けて下っていく。富山平野なんて言うが、上滝あたりから見ると明らかに水平ではなく坂になっている。さすがに海は見えないが、椅子から立てば見えるんじゃないかという気もする。月岡で対向列車と行き違いをしたのち、先ほどバスで通った道の横を進んで、小杉駅へ。下車は自分だけだったが、富山南高校の生徒が走ってきて乗ろうとしているので、狭いホームでしばらく待ってみる。無事間に合い、というか明らかに電車が高校生の乗車を待っていた感じで富山方向へ発車していった。

2018.01.07[Sun]
小杉…国立高専/徒歩、1.7km

小杉からも歩く。後々考えたら、1つ手前の布市で降りた方が近かったようだが、大した違いではないだろう*4。道は富山南高校の横を抜けて北陸自動車道の側道へと進む。高校ではすでに部活動が始まっており、グラウンドは賑やかで正月ではない雰囲気だ。

時間が時間なだけに、もし食事できるところがあればと思いながら歩くが、住宅街を進む以上適当な店はない。富山高専の周辺も眺めたが、店すらなさそうだ。あまり期待はしていなかったので、食事は富山駅まで持ち越すことにし、国立高専前のバス停で日向ぼっこをしながら、次のバスを待った。


*1:ただし、前者については、市電からの乗り継ぎの可能性ならありそうだ。

*2:「開発」は「かいほつ」と読む。

*3:電車は南富山10:14→開発10:23、バスは南富山駅前10:10→開発駅前10:21。

*4:むしろホームが東側にある小杉駅の方が、線路を越えずに済む分良かったのかもしれない。

2018.01.02-07 年末年始ふり~きっぷ36

2018.01.07[Sun]
富山駅前⑤08:20→辰尾団地08:47
富山地方鉄道 [41]辰尾団地線、¥490(440)、9.9km

富山駅前にて
41系統 辰尾団地行

続いての乗車は41系統の辰尾団地行、系統番号40番台のバスは初めての乗車だ。白地に緑色の文字のバスは、南富山駅前を経由するバスの色のはず。南富山より先はいくつかルートがあるようだが、今日はこの方面を重点的に乗る予定になっている。

天気は非常に良い。今日は歩きでつなぐ部分が多いので、天気が良いのは非常に助かる。傘も折りたたみのものしか持ってきていないので、歩いている最中に降られたら大変だが、今日は何とかなるだろう。

バスに乗ると、案の定他に客はおらず、結局終点まで他の乗客は現れなかった。生地循環線のとき以来だが、あちらは(循環バスゆえに)途中で下車している。出発から終点まで乗客が自分だけというのはこの「地鉄バスに乗る」では初めてだ。この時間、というか日曜の朝の下りはどこもこんなものとは思うけど。

バスは太郎丸口まで系統番号30番台と同じルートを進み、富山市民病院に寄ったのち、南富山駅を経由して辰尾団地へと向かう。途中、太郎丸一区南富山駅の2か所で例の自衛隊の広告が入った。バス停名に学校の名前はないが、確かに周辺には高校が2つある*1。これらの高校に通う人が公共交通機関を使う場合、市電がほとんどだと思うが、ともかく広告は流れた。

北陸自動車道をくぐった後はのんびりした風景が広がる。初日に乗った流杉病院行や大場発のバスと似たような風景だ。辰尾団地口の手前で右折しバス停を越えると、辰尾団地は次だ。団地手前にあるロータリーに入ったところで終点、バスを降りる。

2018.01.07[Sun]
辰尾団地…安養寺/徒歩、1.2km

辰尾団地からは少々歩く。辰尾団地は平屋の長屋が並ぶ市営住宅のようだ。少々古めかしい作りでもあり、住んでいない住宅も多い。辰尾団地から西方向に歩いて辰尾団地を抜け、30番台のバスが走る国道41号を目指す。天気が良く青空がまぶしい。道は歩きやすいが、ところどころ日陰に残った雪が解け、水たまりになっているところが割と難所だ。ただ、それほど邪魔になるわけではなく、10分ちょっとで安養寺にたどり着いた。これなら予定よりも1本早いバスに乗れそうだ。

2018.01.07[Sun]
猪谷(発)~安養寺08:59→富山駅前⑦09:27赤十字病院(行)
富山地方鉄道 [31]赤十字病院~猪谷線、¥470(420)、8.4km

猪谷からのバスということもあってか、すでに17人が乗車し、車内は混んでいた。その後も最勝寺の7人を筆頭に多くの乗降があり、最大25人の乗客となって市内中心部へと向かう。

ちょうどこの日、市役所前の道路で出初式が行われており、バスは総曲輪の先で右折して荒町方向を迂回する。市電通りを抜け、旧富山中央警察署に設置された臨時の富山市役所前を経てから富山駅へ向かうルートだ。昔の医薬大行*2がこんなルートだった気がするので、ちょっと懐かしさを覚える。

このバスは赤十字病院行なので、富山駅構内のロータリーへ入っていく。駅前降車場より駅に近い(=交差点を歩いて渡らなくてよい)のでちょっと便利だ。富山駅でほとんどが下車したが、2人の乗車もあった。富山駅からの利用者がいることにちょっと驚いた。


*1:富山高校と富山いずみ高校。

*2:今で言うところの富大附属病院線。