2017.10.26-29 南から北へ24

杷木のバス待合所と待機中のバス。西鉄バスの間に先ほど乗ってきた日田バスのワンボックスが見える
杷木のバス待合所

杷木では40分ほどの待ち合わせ。時間はあるが、今にも雨が降ってきそうな感じなので、あまりうろうろできそうにない。近くにスーパー(マルキョウ杷木店)があったので、松本さんの傘を買うついで*1に寄ってみる。

見慣れないものが売っていたりするので、旅先のスーパーは時間があればなるべく寄るようにしている。ちょうど開店直後であったが、揚げ物系のお惣菜が続々と陳列され始めていた。いの一番で鳥の唐揚げが並ぶところが九州らしいというべきか。ただ、福岡県のスーパーということもあり、醤油売場以外はあまり突飛なこともなく*2、お茶だけ買ってスーパーを後にする。

2017.10.28[Sat]
杷木10:03→裁判所前10:38~JR二日市(行)
西鉄バス[41]、¥650、16.8km

向かって左側がJR二日市行西鉄バス。杷木にて
JR二日市行西鉄バス(左側)

バスを待っている間にも、先ほどの日田から高速を経由してやってきた福岡方面行きのバスが、杷木のバス停に出入りしている。その合間を縫ってJR二日市行のバスが客扱いを行う。杷木からの乗客は5人で、こちらが降りるまでに10人程度にまで増えた。1時間に1本程度走っている路線の末端区間としては、まあまあの利用だろうと思う。

写真では分かりにくいが、乗車したバスは原鶴温泉経由だ。経由する際は原鶴分水路を越えていく。筑後川にはこれを含めて3つの分水路*3があり、通常は水が流れていない河川敷のような感じだ。恒常的に分水路を使用すればよいのにと素人考えに思うが、何か事情があるのだろう。

まるで輪中のような原鶴温泉を越え、志波のあたりになると、泥をかぶった家屋や田んぼが目につくようになる。比良松中学校の体育館も基礎の部分が川にえぐられて無残な状態だ。稲刈りの切り株がない田んぼは、おそらく泥に浸かったままなのだろう。3月以上経った今でもこんな状態なのは辛いなあと率直に思う。期せずして熊本と朝倉の自然災害の跡を眺めることになったが、どちらも未だ爪痕が多く残り、復興はいまだ道半ばであることを実感できた。

このまま二日市まで乗り続けても良いのだが、甘木の車庫から別のバスに乗るため裁判所前で降りる。雨は霧雨から本降りへと移行しつつある中*4、甘木営業所へと向かう。


*1:実際は買わなかった。台風が近づいているのは知っているのに、その自信はどこからくるのだろうか。

*2:醤油のエリアは、地場のメーカーが陳列棚の半分以上を占めていた。

*3:水量が多いときなどに使用する直線的な河川、ってことでいいのかな?

*4:もちろん松本さんは傘も持たないままだ。