2017.10.26-29 南から北へ23

本日の朝はゆっくりだ。8時過ぎにホテルを出て、のんびりバスセンターへ戻る。15分おきに出ていく博多や天神方面のバスに多くの人が吸い込まれていく。今年の水害で鉄道は不通になったままだが、そうでなくても日田の人たちは鉄道で福岡に出ていく発想がないのかもしれない。バスセンターでパンを買い、もそもそ食べていると、ワンボックスカーがバス停に到着。どうやらこれが次のバスらしい。

2017.10.28[Sat]
日田バスセンター08:50→杷木09:19
日田バス、¥620、15.7km

日田バスセンターに着いた杷木行のワンボックス
杷木行のワンボックス

見るからに素敵なバスだ。コミュニティバスなどでありがちなスタイルだが、通常の民間バス路線で使用しているせいか、通常の路線バスの運賃箱と同じものを積んでいる*1。また、運賃表示器や車内放送もおそらく通常のバスのものを流用しているようだ。

車内の様子。運賃箱や運賃表示器が所狭しと並んでいる
車内の様子

時間になると発車するが、乗客は自分たちのみ。当然このまま杷木まで行くのだろうと思っていたら、途中で爺様が1人乗車し、コンビニ近くのバス停*2で降りていった。平日・土曜にたった2往復しかないバスを気軽に利用している爺様というのはえらく格好良く見えた。ああなりたいものだと思う。

バスは三隈川*3沿いの国道386号を下っていく。川を見ると、道路よりも高いところに水が流れた形跡が確認でき、今年の夏の豪雨の影響はこちらが想像していたよりも大きかったことを知る。福岡県に入ると数分で杷木に到着。西鉄バスの車庫に併設された待合所で次のバスを待つことになる。


*1:ワンボックスカーで運用されているコミュニティバスの場合、運賃形態が簡素化(1乗車200円とか)されている場合が多いため、放送設備くらいしか積んでいないことが多い。

*2:たしか東林田だったと思う。

*3:かつての杖立川~大山川。福岡県に入ると筑後川になる、これまでもおなじみのやつだ。