2017.06.22-25 南から北へ6

2017.06.23[Fri]
宮交シティ17:50→高鍋バスセンター19:20
宮崎交通[105]、¥1,230、33.2km

これが本日最後のバスとなる。始発~終点乗り通しのつもりで利用したが、宮交シティ到着時にはすでに乗客がいた気がする。どこかからの通し運用だろうか。

このころから後部ドア直後の席に座ることが多くなる。ノンステップバスならこの席から階段状となるため前の見通しもよく、左側に座るので、右側の眺めも問題ない。乗降する客層も確認できるので、自分の興味には適した座席だからだ。唯一の弱点は、左側の窓に経由地表示パネルが設置されている場合があり、そうなると左側の視界が遮られてしまう。ただ、これも目の前の後部ドアの窓からの視界で別に不満はない。ちなみに一番前は正面や運転士の挙動がよく分かる反面、前輪上の席なので脚が窮屈で長時間は辛く、また乗客の把握ができないので、あまり好みではない。

雨はすでにやみ、たまに夕日が差し込む中を北進する。橘橋を渡って宮崎市の中心街を通り抜け、神宮駅前あたりからは旧道を進み、日豊本線に寄り添うようになる。車窓はどこにでもあるような日本の郊外の風景そのままだが、バスはバイパスを避けて進むため、小さな商店や家屋の立て込んでいる道が多く、わりと飽きない。宮崎の車窓で気になったのは、海の近くを走っているはずが川魚料理の看板を掲げる店が多い点。地域的によく食べるのだろうか。

住吉駅あたりまでこまめに乗降が発生し、立ち客も多くいたが、以降は降車客が多くなるようになり、佐土原駅*1以降は降りる一方に。高鍋の街の手前で国道10号を右折し、宝酒造の工場横をすり抜けて高鍋駅を経由して、終点の高鍋バスセンターを目指す。佐土原から乗った最後の乗客が高鍋の街中で下車したため、最終的にはまた1人になって終点にたどり着く。長距離の路線だが遅れはなかった。ある程度の遅れを見込んだダイヤになっているのだろう。

宿泊先は近くのホテル四季亭。バスセンターからは少し戻るかっこうになるが、明日はバスセンターからの出発なので、今日のうちに終点まで乗った次第。いくらフリーパスを持っているとはいえ、1区間だけを乗るのはちょっと気が引ける。ホテルの部屋は想像していたよりも良く、若干狭いながらも快適であった。

食事は食い気よりも飲み気だったので、近くの焼鳥屋へ。ホテルの周囲は飲み屋が多くいろいろ目移りしたが、手軽な感じのチェーン店へ。金額的に安く飲めたので良しとする。帰りにアイショップというコンビニへ。焼鳥屋で会計の際に近くのコンビニを聞いたところ「普通のコンビニじゃないけど」と言われて教えられたところ。普通じゃないところに魅かれていろいろ買ってしまう。


*1:さどばる、と読むのだとばかっり思っていたが、バスの音声案内で間違いに気づく。正しくははさどわら。