2017.10.26-29 南から北へ27

小雨になってきたものの、まだ雨は降り続いている。バスは数分遅れてやってきた。

2017.10.28[Sat]
太宰府市役所前(発)~太宰府14:33→宇美町役場入口14:55~宇美営業所(行)
西鉄バス[4-1]、¥390、7.9km

バスには制服姿の中学生*1数人が一緒に乗車した。運転士は女性、富山では珍しくないが、この旅では初めてだ。

バスは軽い山越えを経て、宇美町へと向かう。宇美町側の方がのどかだろうと勝手にイメージしていたが、山を越えるとニュータウンが広がり、福岡都市圏の広さを教えられることになる。ただ、景色やコースにあまり変化がないため、この辺で非常に眠くなってくる*2。松本さんも同様らしく、しきりに舟を漕いでいた。

少数の乗降車はあったものの、乗車時の乗客数が変わらないまま、宇美町役場入口に到着、乗客すべてが降車する。ほとんどは宇美町役場入口交差点を北上していったが、自分たちは東進して上宇美バス停へと向かった。


*1:おそらく、これまで駅前で募金活動をやっていた人たちと思われる。

*2:眠かったせいか、バスの写真を撮り忘れてしまう。

2017.10.26-29 南から北へ26

私も松本さんも人の多い観光地には興味がないため、太宰府天満宮自体にはさほど関心がない。ただ、次のバスまで時間があるという消極的な理由で寄るだけだ。昼食を摂った喫茶店のそばにコミュニティバスのバス停があったので、そこから太宰府天満宮へと向かう。

2017.10.28[Sat]
西鉄都府楼前駅(発)~いきいき情報センター13:25→宮前13:34~内山(行)
太宰府市コミュニティバス まほろば号、¥100、1.9km

いきいき情報センターバス停に到着するまほろば号
太宰府市コミュニティバス まほろば号

ほぼ時間通りに到着したバスの乗客は、自分たちを入れて4人。あいかわらず雨は降っているが、食事をしているうちにいくぶんか弱くなってきたようだ。バスは渋滞している天満宮への道をのんびり進む。昼食時に地図で確認した感じでは、宮前というバス停で降りると都合が良さそうなので、そこまで進む。運賃表のところに掲示されている案内を見ると、SUNQパスも使えそうだったので、運転士に確認したうえでSUNQを使わせてもらう*1

さてさて、次のバスまで1時間ほどある。太宰府天満宮でそこまで時間がつぶせる気はしないが、ともかく天満宮へと裏から入る。名物や名跡に関心がないため、境内にあった飛梅にも気づかず*2、心字池も通らずに観光を終えた。所要10分程度であった。

それにしても外国人が多い。観光客で言うと、中国人5*3:日本人4:韓国人1といったバランスだ。参道を抜けて駐車場まで歩いたが、湖南省の団体さんが大挙して訪れているようだった*4。駅前にあった一蘭でも中国人が行列を作っていたし*5、参道では中学生っぽい数名が募金の呼びかけ*6を誰彼構わず行うし*7と、西鉄太宰府駅周辺は相当カオスな状態だ。毒気にあてられたような気分になってきたので、早めに駅横の太宰府バス停へと移動。次のバスを待った。


*1:まあ、使えなくてもたった100円ではある。

*2:皆が写真を撮っている樹木、程度の記憶はある。

*3:台湾含む。

*4:バスに振られた番号は、最大が「19」であることを確認している。

*5:松本さん曰く、一蘭は中国人に人気らしい。

*6:たしか、あしなが育英会だったと思う。

*7:元やウォンで募金されたどうするつもりだったんだろう。

2017.10.26-29 南から北へ25

甘木営業所に着くと、いよいよ雨は本降りになってきた。松本さんはどうするのだろうかと思っていると、営業所では忘れ物と思われる傘を販売しているらしい。松本さんはそれを目ざとく見つけ、早速安価*1で購入していた。松本さんのツキが羨ましい。

待ち時間30分ほどでバスが出庫してくる。今度は博多行だ。

2017.10.28[Sat]
甘木営業所11:07→筑陽学園前11:53~博多(行)
西鉄バス[400]、¥690、17.9km

甘木営業所発博多駅行 奥の建物が甘木営業所
甘木営業所発博多駅

3桁の系統番号を見ると、なぜか浮かれた気分になる。都市高速を走行するのが系統番号3桁の所以のようだが、こちらの都合で言うと都市高速はノーサンキューなのでこのバスでは博多まではたどり着けず、都市高速侵入前に降車する必要がある。

雨はひどくなるばかりで、窓ガラスは曇るばかりだ。甘木営業所を出たばかりは4人だった乗客も、甘木中央でほとんどの座席が埋まり、立ち客も増える一方だ。さすが博多へ直行するバスだ。ルートは朝倉街道を西進するが、これは先ほど下車したJR二日市行と同一のルートだ。針摺東までのどこかで乗り換えれば良かったのだが、これだけ混むのなら始発である甘木営業所から乗って正解だった。

針摺東の先で右折し、国道3号へと入る。国道は渋滞していて、運転士のアナウンスでは13分ほど遅れているとのこと*2。時間は多少遅れても問題ないが、問題なのは降り続く雨の方だ。事前に机上で考えていたときは、天気が悪けりゃ君畑で降りよう、など漠然と思っていたが、現地ではそのことをすっかり忘れてしまい、予定通りの筑陽学園で降車する。おかげでしばらく無駄に歩くことになる。

私も松本さんも歩くのは嫌いではないので、天気が良ければ良い散歩になったと思うが、雨はいよいよもって強くなってくる。途中で昼飯でも済まそうと考えながら脚を進めたが、入ろうかと思うような店に巡り合えない。結局、大宰府市役所の前を抜けて、西鉄五条駅までたどり着いてしまう。

駅前スーパー「マミーズ」をうろうろしてみたが、イートインスペースが貧弱だったこともあり、スーパー並びの喫茶店「フレンド」へ。一昔前の喫茶店な雰囲気で落ち着く感じだが、それほど混んでいない20席ほどの店内なのに店員は4人もいた。日替わりランチはメインのチキンソテー以外はえらく和風な惣菜なのが不思議だったが、この喫茶店には似合っていたし、味や量にも満足。食後のコーヒーを啜りながら今後のルートを確認し、太宰府天満宮でぶらついてから先へ進むことにした。


*1:100~300円だったような気がする。

*2:そんなアナウンスをすること自体に驚いた。少なくともほかの地域では聞いたことがない。