2017.08.12 中津川→富山5

2017.08.12[Sat]
平湯温泉15:10→濃飛バス神岡営業所16:47
濃飛バス 奥飛騨富山線、¥2,060(富山駅前まで)、58.2km

平湯温泉にて
濃飛バス神岡営業所行

標高が高いせいか、天候は曇り。曇りのせいというより、高所に位置するため涼しい。乗り換え時間が30分ほどなので、さすがに温泉に入っている時間はない。まずはきっぷ売り場へ。次のバスの行き先は神岡なのだが、地鉄の時刻表を見ると、乗り継ぎ可能なような表現になっている*1。通しで買えるならそちらのほうが安い*2ので窓口で聞いたところ、富山まで通しで買えるとのこと。早速買ってしまう。これでやることがなくなる。

観光客を見ていると、外国人がけっこういる。最近平湯から扇沢行富士山駅行が始まったが、著名な観光地をつなぐバスということで海外からの観光客は利用する人もいるだろう。扇沢行など、どんなルートを通るのか興味があるので、なくなる前に一度は乗ってみたいものだ。

定刻10分前に乗車開始、6人乗車で出発。東南アジア系の外国人も乗車し、富山まで乗り継いでいた。バスは福地温泉を経由し、まずは新穂高ロープウェイを目指す。栃尾温泉新穂高ロープウェイ間は中尾高原口のみ客扱いありで他のバス停は通過だったが、この区間は高山発の平湯・新穂高線がフォローするエリアなのだろう。往復区間では結局乗降はなく、2度目の栃尾温泉からはまた各停となる。その後上宝支所へも寄り道し(こちらは乗客あり)、神岡市街をくねくね走りつつ、終点の神岡営業所へはほぼ定刻で到着した。


*1:一方、濃飛バス側の情報は乗り継ぎ表現がされていない。

*2:通しなら2,060円。神岡分割だと1,440+1,360=2,800円とずいぶん違う。

2017.08.12 中津川→富山4

通常、路線バスを乗り継いで富山方面を目指すなら、古川・神岡線に乗車すべきだが、ちょうどいいバスが土曜日ゆえ運休となっている*1。その1本後*2だと神岡到着が17時ジャストとなり*3、富山行が同時刻発車であることから、たぶん乗り継げないだろう。というわけで、乗り継ぎがより確実な平湯温泉を経由して富山を目指す。

2017.08.12[Sat]
高山濃飛バスセンター13:40→平湯温泉14:38新穂高ロープウェイ(行)
濃飛バス 平湯・新穂高線、¥1,570、37.3km

平湯温泉に到着した新穂高ロープウェイ行
新穂高ロープウェイ

実際はこれのすぐ後に松本行の特急バスがあり*4、時間的にもそちらを本命視していたが、先発のこちらに間に合ったので乗車した*5。乗車前に切符の購入を求められたので、慌てて券売機で購入する。バスは前ドアのみの観光バスっぽいやつ、7~8割の乗車でけっこう混んでいた。

出発するとすぐに運転士より、市内混雑のため別院前経由でなく斐太高校口経由*6で運行する旨説明がある。迂回ののち、松ノ木農協前から本来のルートに復帰し、その後はすべてのバス停を経由していく。基本的には国道158号を走行するが、旧丹生川村中心部のみ旧道と思われる町方を経由する。こまめにバス停の案内は流れるが乗降はほとんどなく、複数人の乗降があったのはまででは鍾乳洞口くらいだった。

最初は気づかなかったが、ここまで3台の濃飛バスを乗り継いで分かったのは、車内アナウンスがどうも(人間の声ではない、という意味の)音声合成だということ*7。数年前に四国交通で初めて聞いたときは非常に違和感を覚えた*8が、最近のものはあまり気にならないくらいに進化しているようだ。ちなみにバスの世界で「音声合成装置」というと、音声合成・肉声を問わず車内アナウンスや行き先表示などを統合的に動かす仕組みのことらしく、非常にややこしい*9

ともあれ、ほうのき平を経由しても乗降のないまま、時間通りに平湯温泉へ到着。数名の乗降ののち、バスは新穂高方面へと去っていった。


*1:高山濃飛バスセンター14:10→濃飛バス神岡営業所15:30(平日のみ)

*2:こちらは休日も運行する。

*3:高山濃飛バスセンター15:40→濃飛バス神岡営業所17:00

*4:高山濃飛バスセンター13:50→平湯温泉14:50/アルピコ交通

*5:なお、平湯温泉で後続のアルピコ交通の混み具合を確認したところ、見事にガラガラだったので結果的には選択ミスだった。

*6:ただし迂回経路のバス停はすべて通過。

*7:一部の広告が人の声だったので、気づくことができた。

*8:当時乗車したバスの運転士(全員)からも、(バス停名を復唱しているにもかかわらず)一度の案内だけですぐ音を切るくらいの嫌われようだった。

*9:google:image:音声合成装置で検索すると、バスの車内で見たことがある機器が並ぶ。

2017.08.12 中津川→富山3

さて、歩いて下呂駅へ戻ってもまだ十分に時間がある。当初は温泉にでも浸かるつもりだったが、こうも蒸し暑いとあまりそんな気分にはなれない。駅へ寄ってみると、富山県にて集中豪雨のため、上りの特急ひだが1時間ほど遅れているとのこと。天気は回復方向にあるので心配はいらないと思うが、若干不安になる。

高山での乗り継ぎはタイトなので、時間があるうちに食事を済ませておく。蕎麦屋でざるそば、ありきたりだが、ざるなのに海苔がかかっていないのはアナーキー*1。蕎麦湯が思っていたより濃く、もったいなく感じたのですべて飲み干してしまった。

そうこうしているうちに、バスの時間となる。

2017.08.12[Sat]
下呂バスセンター(発)~下呂駅前12:00→高山濃飛バスセンター13:31
濃飛バス 下呂線、¥1,040、51.5km

食事中は強めの雨が降っていたものの、バスに乗り込んだ後はだんだん晴れてきた。運転手の横(好んで座る人が多い席)には教官っぽい人がいたことから、教習中なんだろう。そのせいか運転はえらく丁寧だった。

バスは下呂中心部で向きを変えたのち、バスは高山を目指して北へ進む。お盆中の土曜日ということもあり、観光客風な若い人たち*2や帰省してきた家族など、常に10人前後が乗車するにぎやかな車内となった。ほぼ高山線に沿うルートだが、こまめに停まって乗降できる分、鉄道よりバスをひいきにする人も多いに違いない。

ルートはほとんどが国道41号だが、起終点の下呂高山市街、小坂町バス停の前後、久々野駅前周辺で旧道を走る。面白かったのは、その旧道にあるバス停では必ず乗降が発生したこと。旧道経由にはそれなりの理由があるんだ、とつくづく感じた。

途中の宮トンネル口バス停は、高山方面行は通過となっている*3。理由は宮トンネル口バス停は宮峠トンネルの工事に伴い平成30年2月28日(予定)まで休止*4とのこと。それはそれで仕方がないのだが、気になったのはバス停名。道路のトンネルは宮峠トンネルで宮トンネルじゃないし、そもそも宮峠トンネルはまだ工事中で、現状の国道41号はトンネルなしで宮峠を越えている。じゃあ「宮トンネルって何?」と思い、後日調べたところ、鉄道用のトンネルの名称のようだ*5。トンネルや橋、交差点名など道路に付随する施設を使用したバス停はよく目にするが、駅以外*6の鉄道施設からバス停名を拝借する例は初めて見た。道路のトンネルができた暁に、バス停名が変更されないことを祈る。

高山市街に入ると、交通量が多くなり、バスの進みも鈍くなる。それでも数分程度の遅れで高山バスセンターに到着。乗り継ぎにあまり時間がないので、乗車時に写真を撮り忘れてたのも忘れて次のバスへと急いでしまう。


*1:もっとも、メニューにもりそばがなかったので、そういう区別のない地域なのかもしれない。

*2:上村で降りて、観光簗に向かって行った。

*3:車内放送でもその説明があった。

*4:濃飛バス下呂線時刻表[pdf]より。表外に注釈として書かれている。

*5:Wikipediaでも項目がある(Wikipedia:宮トンネル)くらいの著名なトンネルらしい。

*6:他だと「~踏切」とかはありそうだが、道路も関係する施設なので、バス停名にもなるだろう。