2017.06.22-25 南から北へ10

2017.06.24[Sat]
イオンタウン日向(発)~北町11:43→延岡バスセンター12:33~レーヨン前(行)
宮崎交通、¥920、22.0km

北町バス停より
レーヨン前行バス

雨が小雨から本降りになる中、数分の遅れでバスがやってきた。これが今回の北上旅行の最後のバスとなる。4日間の休みでも旅を進められるのは実質1.5日。だが、遠隔地なので仕方がない。むしろ1.5日で延岡までたどり着けたのだから上出来と考えることにする。

すでにいた乗客は2人。両名ともに途中で降りたが、乗客は増える一方。一ヶ岡小学校入口で十数人の小学生が乗車し、立ち客も出てきた。小学生の一行は安賀多四丁目および安賀多三丁目で降りたので、おそらく友達同士でイオンにおでかけ、なんだろう*1

強くなってきた雨や、団体さんの乗り降りに時間がかかったせいか、延岡バスセンターには15分ほど遅れて到着。次回はここから続きを始めることになる。昼食をとるため、バスセンターの向かいにあった中華料理屋へ。ランチメニューも魅力的だったが、チャーハン&餃子を注文。期待以上においしかった。延岡へはもう一度来ることになるので、その時にはまた寄りたいと思うくらいだった。


*1:どうでもいいことだが、日向市南部ぷらっとバスのときの中学生も、今回の小学生も、下車時の運賃支払いのときに誰かが小銭を床にばらまいていた。気が急いたのか、慣れない行動のせいなのか。続けざまに起きたので地域特性なのかも、なんて意味の分からない想像もしてしまった。

2017.06.22-25 南から北へ9

2017.06.24[Sat]
日向市駅東口(発)~宮の下10:29→日向市駅東口11:23
日向市南部ぷらっとバス、¥300、22.0 km

南部ぷらっとバス宮の下バス停
宮の下バス停

バスの愛称は南部ぷらっとバス。日向市のサイトではなぜか路線図がリンク切れしていて、宮の下のバス停は「交差点周辺にあるだろう」くらいの博打だった。交差点から見えるところにあったので助かったが、もし見つからなかったら相当慌てたに違いない。

15分ほどの待ち合わせで、日向市のバスがやってきた。たぶん車種は日野ポンチョのショート。すでに乗客は3人おり、その後すべての座席が埋まるくらいまでに混んだ。小さなバスとはいえ十分盛況だといえる。2016年4月に宮崎交通の日向~高鍋線路線廃止*1にともなう代替バスだが、乗客はそこそこいるようだ。


美々津の重要伝統的建造物群保存地区

小さな車体を活かし、バスは美々津の重要伝統的建造物群保存地区の中を抜け、日向サンパーク温泉を経由し、都度こまめに乗客を拾っていく。南日向駅では電車を待っていたと思われる中学生くらいの子供までさらってしまう傍若無人ぶり。こまめに停車したせいか、その中学生たちが運賃支払いの際にまごついたせいかは分からないが、10分程度の遅れで日向市駅東口に到着した。

日向市駅東口にて
日向市南部ぷらっとバス

このバスはSUNQパス適用対象外なので、整理券を見て運賃表で指定された金額を払うことになる。その際気づいたのだが、日向市駅東口発と思われる整理券番号も料金表に表示されていた。いわゆるラケット型*2で運行されているバスだが、始発からの金額が明示されているということは「正規の運賃で乗り通しできる」ということでもあり、個人的にはうれしい機能だ。ただ、整理券をなくした場合に請求される運賃も高くなるわけで、一般利用者にはあまりありがたくない仕様なのかもしれない。

日向市駅は明るく開放的な雰囲気の高架ホームだ。地上の自由通路を抜け、西口側の道路を通る宮崎交通のバスに乗り換えるため駅を横切る。駅の橋上化後、駅周辺の再開発も行われるらしく、西口側も広い敷地が更地となっていた。日差しも差しつつ小雨も舞う中、西松屋の前にあるバス停へと急いだ。


*1:日向市のサイトでは更新日が2017年となっているが、宮崎交通のサイト内検索で出てきたpdfを見ると「平成28年4月1日ダイヤ改正」とあり、さらに夕刊デイリーの記事もそれを後押ししている。廃止は2016年4月で間違いないと思う。

*2:終端部が環状ルートになっているもの。確認しにくいが、南部ぷらっとバスの時刻表から類推できる(美々津駅より先がラケットの面の部分にあたる)。

2017.06.22-25 南から北へ8

2017.06.24[Sat]
道の駅つの…宮の下/徒歩、6.5km

しばしの準備ののち、9時前くらいにようやく歩き出す。出だしは日の射す中の歩きだったが、次第に曇ってくる。予報では下り坂なので、雨が降り出す前に宮の下へたどり着きたい。

番号の若い国道ということもあって、交通量はけっこうあり大型車の行き交いも多いが、歩道もしっかりあるので安心して歩いていける。キロポストが随所にあるのも心強い。勾配もそれほどきつくないため、蒸し暑さがなければ心地いい散歩だったかもしれない。……ということで、蒸し暑さがすべてをぶち壊してくれている。時季が時季だけにこればっかりは仕方がない。

歩みを進めると、ところどころに宮崎交通の赤いバス停がまだ残されている。掲示を見ると、廃止された旨の案内と都農町バス停留所としての時刻表が併記されていた。どうやら再利用されているらしい。ともあれ、国道をひたすら歩くという作業にバス停という目標があるのは(前述のキロポストともども)励みになる。

交通量は多いが人通りは少ない、田舎のバイパスにはありがちな状態の中歩いていく。道路沿いに目立つのは果物屋と川魚料理店、畜産関係*1の施設だ。宮崎~高鍋間でも気になったが、宮崎県では川魚料理というジャンルはメジャーなのかもしれない。

国道10号より眺めるリニア実験線跡
宮崎リニア実験線跡

平日ならここまでバスに乗れた東都農のバス停*2を通り過ぎ、さらに歩き続けると海側にリニアモーターカーの実験線跡が見えてきた。これまでも並走してきたはずだが、国道は海岸線より一段上の段丘にあるため、確認できなかった。現在は太陽光発電に使用されているらしいが、道路からはさすがにそこまで判別つかず。

宮の下交差点(北向き)
宮の下交差点

1時間15分ほどで宮の下の交差点に到着。これから乗る日向市のバス停は、交差点を左に曲がったところにあった。到着とほぼ同時に雨が降り出す。雨と汗で濡れた額を拭きながらバスを待っていると、バス停の前にある住宅の家族が不審者を見るような感じで一瞥したのち、車で出かけて行った。直前にバス停や交差点の写真を撮っていたので、不審だったのだろう。いや、住民目線ならどう考えても不審だ。今後は自重したい。


*1:鳥か豚か牛かは判別できず。

*2:詳細は前回の記事を参照。