2024.03.29-30 標高差2,721m 26

ここから南下すればたつの市経由で姫路へと抜けられるが、それだと以前通過したルートと一緒になってしまうので避けたい。なので、たつの市とは反対方向となる山崎へと北上する。

2024.03.29[Fri]
JR網干駅(発)~新宮駅《標高49.1m》16:31→山崎16:53
神姫バス [50]山崎~新宮駅~北龍野~鵤~JR網干駅~山電網干ダイセル前、¥540、11.2km

新宮駅にて
神姫バス 山崎行

新宮駅は乗客16人で出発、なかなか混んでいる。乗客のほとんどは竜野方面からの継続利用者で、中扉より後ろの雛壇席には部活帰りと思しき高校生の団体さんが腰かけていた。なので外が眺めづらい前側のロングシート部分に座る。こればかりは仕方がない。

基本的には揖保川の右岸にある兵庫県道26号宍粟新宮線をトレースして進む。ゆるやかに流れる川と丸みを帯びた山の形、なんとなくだが瀬戸内の景色という感じがする。オレンジ色になってきた陽の光に合う風景だ。

途中の乗降はあまりなく、駅から周縁部に向かうバスとしては珍しく終点まで利用者の多いまま進んで終点の山崎に到着、11人が降車した。山崎は建物は古めだが営業所や待合室もあるターミナルだ。ちょうど夕方のラッシュ時間帯ということで待合室は賑やか、バスの出発レーンも宍粟市内の末端部へ向かうバスや、姫路・網干方面へ行くバスなどがひしめき合っている。活気のあるバスターミナルは何度見ても良いものだ。


標高差2,721m 2024/3/29のまとめ

日付 区間 路線バス 徒歩距離
乗車 運賃 走行距離
2023.08.26 [Sat] 道の駅笠岡ベイファーム → 笠岡駅 1回 ¥370 7.5km -
2023.09.28 [Thu] 笠岡駅前 → きらめき広場 6回 ¥3,690 112.4km 2.7km
2023.09.29 [Fri] きらめき広場 → 新見駅 1回 ¥530 23.4km -
2023.09.30 [Sat] 新見駅岡山駅 3回 ¥2,440 96.1km -
2024.02.09 [Fri] 岡山駅播州赤穂駅 9回 ¥2,150 87.6km 1.5km
2024.03.29 [Fri] 播州赤穂駅 → 山崎 4回 ¥1,980 63.2km 0.4km
累計 6日 24回 ¥11,160 390.2km 4.6km

2024.03.29-30 標高差2,721m 25

ここまで乗ってきた上郡駅へ戻るバスと相生へ向かうバスをスルーしたのちに、目指す行先のバスがやってきた。

2024.03.29[Fri]
SPring-8(発)~芝生広場・播磨科学公園都市《標高251.9m》15:44→新宮駅16:11
神姫バス [21]Sp8・北管理棟~CC~ふれあい~新宮駅、¥560、15.1km

芝生広場・播磨科学公園都市にて
神姫バス 新宮駅

ここからしばらくは神姫バスで進む。以前乗った「てくてくバス」*1ではテクノ中央からすぐに下界へと降りたが、神姫バステクノ中央テクノ大橋北を往復したのちに新宮駅へと向かう。この区間には高校や大学があるので通学の便を図った対応と推察するが、春休み期間中ということもあって生徒・学生の利用者は皆無で、わずかに1度目のテクノ中央で1人の乗客があったのみだった*2。こういったバスが往復する区間があると、同名バス停で乗降する人はいるのだろうかなんて想像してしまうが、テクノ中央は4方向へ進むバスがそれぞれの進路にバス停を持っているので、同名バス停乗降可能ならちょっとでも歩きたくない人が利用したりするかもしれない。

折り返すテクノ大橋北バス停はどんなところだろうなんて期待していたら、どこにでもあるバスの転回場でテクノ感がなかったのは残念だった。

テクノ大橋北バス停

最終的に光都地区からの乗客は4人で新宮方面へと下っていく。このあたりで運賃表に表示されるバス停名のあとに赤色のダイヤ「」がつく場合とつかない場合があることに気づく。バス停間が近いとマークがつかないことから、のバス停を越えると運賃が変わりますよという合図ではないかと想像する*3。まあ、想像なので全然違うかもしれないけど。

姫新線沿いに進むようになると、朧気ながら以前乗ったときの景色を思い出してくる。そういえば「てくてくバス」は姫新線の駅に何度も寄り道したなあ、なんてことも思い出したが、さすがに今乗車しているバスは通常の路線バスサイズなので無理だ。終点一つ手前のふれあいしんぐうバス停で道の駅構内に寄り道して乗降をこなすと、すぐに終点の新宮駅に到着、3人が降車した。

播磨新宮駅は以前来たときの記憶のままで、駅向こうのそうめん工場も健在だった。駅前にあるヤマザキショップのシャッターが下りていたのが気になったが、たまたま休業日だったんだろうと思うことにした。

停車しているバスは新宮駅行とJR網干駅行
播磨新宮駅神姫バス


*1:南から北へ76」参照

*2:往復する区間は行き帰りにある全バス停を経由する。なお、運賃はどちらで乗っても同一の模様。

*3:バス会社によっては、運賃が変わる際にチャイムが鳴ったり、自動放送で「運賃が変わります」と入る場合もあるし、何の案内もなく運賃が変わる路線もある。

2024.03.29-30 標高差2,721m 24

半分くらい咲いた桜の向こうに上郡市街地
かみごおりさくら園の桜

上郡では1時間半ほど時間がある。ということで、駅前にある観光案内所で自転車を借り、かみごおりさくら園まで向かう。観光案内所で聞いたとおり、開花している桜の木は山の半分ほどだが*1、それでも八分くらい咲いている木もあって、一足先に春を楽しむことができた。なお、レンタサイクルで移動中、妙に二度見されるような感覚があったけど、たぶん自転車のかごに取りつけられた目を引く掲示物にその理由があったんだと思う*2

上郡市街をのんびり巡りながら駅へと戻ると、時間的にも丁度良くなっていた。自転車を返却して、バスが来るのを待つ。

2024.03.29[Fri]
上郡駅《標高28.8m》15:05→光都バスセンター15:26
上郡町 コミュニティバス 愛のり号 鞍居・光都線、¥200、13.8km

上郡駅にて
上郡町コミュニティバス 愛のり号 光都バスセンター行(手前)

南から北へ」では播磨科学公園都市圏域定住自立圏圏域バスという「圏」が3つもあるバス*3播磨新宮駅に出たが*4、今回は上郡町コミュニティバスを利用して光都まで登る。ただ、ルート的にはほぼ同一だ。

上郡駅からの乗客は自分を入れて2人、「圏×3バス」利用のときの乗客は自分だけだったので、当時と比べると利用者は2倍だ。駅を出るとそのまま道なりに光都を目指す。途中の寄り道は生涯学習支援センターの敷地内に乗り入れた一度きり。金出地の先で一気に高度を稼ぎ、ダム湖を下方に眺めた後にトンネルを抜けるとテクノ中央、ここで1人降車した。それにしてもテクノ中央なるバス停名、付近の交差点名から採用したんだと思うけど、すごく良い名前だ。ローマ字表記だと「Central Tekuno」になるのも可愛らしくていい*5。元々の地名は「手久野」だったんだよと言われたら信じてしまいそうだ。

テクノ中央や次の芝生広場で降りてバスに乗り継いでも良いのだが、せっかくなので終点まで乗り通す。終点の光都バスセンターは、以前来たときにはなかった施設。ただし、バスセンター利用者が少ないせいか、バス停や待合所はイチャイチャする高校生カップルが独自の世界を築いていた。照れて顔を隠すくらいならオープンスペースでしなきゃいいのにと思いつつ、若いっていいなあなんて羨んでいたりもした。

2024.03.29[Fri]
光都バスセンター《標高255.1m》…芝生広場・播磨科学公園都市/徒歩、0.4km

光都バスセンターにて
光都バスセンターと愛のり号

光都エリアのバス停はすべて屋根がついている
芝生広場バス停

残念なことに次に乗るバスは光都バスセンターを経由してくれないので、1バス停だけ歩いて戻る。Google マイマップでは道路をトレースした格好になっているが、実際は芝生広場を突っ切って進んだので、それほど歩いてはいない。くり抜かれた部分が分譲されていたらあと12世帯は住めたのにと考えてしまう集合住宅を眺めつつ、次のバスを待った。


*1:2024年は例年と比べて桜の開花が遅かったように思う。

*2:自転車を返却する際、ようやくそのからくりに気づいた。

*3:愛称は「てくてくバス」。

*4:南から北へ75」および「南から北へ76」を参照

*5:かつては「Tekuno-Chuo」だったこともあるようだ。